【mini創刊25周年】三種の神器 de おしゃゆめ25人SNAP♡【09草川拓弥】

―― では、出演中のドラマ『海老だって鯛が釣りたい』についても教えてください。主人公 ”海老子“ の幼なじみ役としての出演ですが、役柄との共通点はありますか？
「共感はできなかったんですけど、理解はできるということのほうが多いかもしれません。幼なじみなので、久しぶりにあったらすごく成長していてちょっと寂しさを感じてしまうみたいな、そういう気持ちってわかる気がするんですけど、それは相手が悪いわけではないし、とすごく考えさせられました。その部分で拓未は心ないことを口にしてしまったりもするんですけど、複雑な思いでしたね。幼なじみ特有のポンポンと言い合って進んでいく会話のテンポが、演じていて楽しかったです」
―― 今回は、相手にとってありのままを出せる ”幼なじみ“ 役ですが、恋愛でいうと相手に ”ドキドキ“ してほしい？ それとも ”落ち着く“ と言われたい？
「どっちも幸せな気はしますけどね、想像すると。いくつになってもドキドキってあると思うんですけど、僕のなかではSNSのショート動画とかで制服を着た若い方たちにキュンキュンする、みたいな（笑）、そういう学生くらいのときの気持ちがドキドキなのかなというイメージがあるんです。だから今はどちらかというと、落ち着くですかね。でもそのなかにちょっとキュンがあってほしい。だから“落ち着き８、ドキドキ２”くらいあったら、ちょうどいいかな」
―― 改めて見どころを教えてください！
「僕が河原監督の作品に出演させていただくのは３～４作品目になるんですが、河原監督の作品で“こんなに喋ってる草川を見たのは初めてだ”とおっしゃっていただいたので、結構喋っていると思います（笑）。いろいろな魅力がぎゅっと詰まっている作品だと思うので、ぜひ楽しんでほしいです」
―― miniは今年25周年です。25歳の自分から見て、今の自分は想像通りですか？
「う～ん、僕は性格的に“今、今、今”の人なんですよ。だから人生設計とか計画性があるタイプの人がすごくうらやましくて。明日のこともあまり考えないくらいなので、25歳のころ“きっと30歳ってこうだろうな”とは考えていなかったと思うんです。今、30歳になってみて、この間にグループでは新しいメンバー4人が加わってきてくれましたし、個人の仕事でもいろんな作品に関わらせていただいているので、たくさんの出会いがファンの皆さんとあったと思います。その分、きっとタイミングでお別れがあったかもしれないですけど、それもまた人生なのかなって」

PROFILE
くさかわ・たくや／1994年11月24日生まれ、東京都出身。2008年に「貧乏男子 ボンビーメン」で俳優デビュー。 2022年に「みなと商事コインランドリー」で主演を務め、続編「みなと商事コインランドリー2」も翌年放送になるほど話題に。俳優以外に「超特急」のメンバーとしても活躍中。

photography_YUMI HOSOMI [go relax E more]
styling_MAI FUKUDA
hair & make-up_MASHINO

2025年mini9月号より

Editor

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