【尾上右近＆松田元太①】映画『ライオン・キング：ムファサ』12/20（金）公開

CULTURE

2024.12.17

『ライオン・キング』の主人公・シンバの父ムファサと、かつては“タカ”と呼ばれたヴィランの弟スカー。孤児ムファサを偉大な王にした、知られざる若き日の兄弟の絆と、そこに隠された秘密とは？　ムファサの若き日の物語を「超実写プレミアム吹替版」として日本で公開！
ムファサの吹替えを担当する、歌舞伎界のエースにして俳優としても活動の場を広げている尾上右近さん、タカの吹替えを担当する、日本にとどまらず海外でも活躍する人気グループTravis Japanの松田元太さんに突撃インタビュー!!!

お互い呼び合っている可愛いニックネームは●●●●と●●●●！オーディション合格直後、松田さんがファンサで思わずしてしまったポーズは？
息の合ったおふたりの掛け合いをお楽しみください♡♡

――超実写プレミアム吹替版声優のオーディションに合格したときのお気持ちは？

尾上右近（以降、右近）「もともとディズニー作品のファンですし、何より『ライオン・キング』が30周年、僕自身が32歳と、“ライオン・キング”とともに生きた世代ということもあり、その伝説のはじまりと言える物語に携われることが光栄です。“歌舞伎界の伝統”と“自然界の伝統”、僕自身が歌舞伎の家の出自ではないという点でムファサとの共通点も感じ、自分が演じる意味を強く感じました」

松田元太（以降、元太）「ライオン・キングだ！ディズニーだ！すごい！ってことで、とにかく出せる力を尽くして挑んだので嬉しかったです！合格の連絡を受けたときがTravis Japanのワールドツアー中で、本番直前に知らされたのでメンバーとマネージャーさんと一緒に『受かった～!!!』って大喜びして。そのテンションでステージに出たので、ファンサで思わず爪立てポーズしちゃったりして（笑）。『Travis Japanの“トラ”ポーズが今日は多かったね』ってファンの方は解釈してくれたみたいなんですけど、思わず表に出てしまったのは反省点です（笑）」

――ライオンじゃなくてトラ（笑）！周りの方の反応はいかがでしたか？

右近「やっぱり家族は大喜びしてくれましたね！僕は『ライオン・キング』と同世代ですけど、親・兄弟からすると、自分の子どもと同世代ってことで、ひょっとしたら僕よりも思い入れがあるわけで。家族って本人が思っている以上のことを感じているから、自分以上に喜んでくれたかもしれません」

元太「ファンの方もたくさん反応してくれましたし、リーダーの宮近（海斗）はディズニーオタクなので特に喜んでくれました。実は『ライオン・キング：ムファサ』の劇場公開が発表されたとき、宮近から『観に行こう！』って誘われて一緒に行く約束をしてたんです。そのときはまだオーディションを受けている最中で言えなかったんですけど。合格したときもメンバーに『（吹替えキャストの）情報解禁まで絶対言うなよ！』って圧かけてました（笑）」

右近「メンバーに共有できるのいいな～！僕は本当に誰にも言えなくて孤独でした（笑）」

――ムファサとタカの出会いは運命を変えたと思うのですが、お二人が人生のなかでこれは運命を変えたな、と感じる出会いはありますか？

右近「僕の場合は３歳の時に出会った歌舞伎ですね。ひぃおじいちゃん（六代目尾上菊五郎）の『春興鏡獅子』っていう演目を映像で見たのが最初なんですけど、獅子＝ジャパニーズライオンなので、そういう意味では歌舞伎も出会ったきっかけはライオンだったんです。そして今回は『ライオン・キング：ムファサ』の超実写プレミアム吹替版で声優初挑戦となりました。僕の人生はライオンとともにあり、ライオンに出会うことによって今がある、そんな不思議な縁がありますね」

元太「僕はTravis Japanですね。途中加入したメンバーのひとりではあるんですけど、コンサートに来てくれるファンの皆さんとの時間であったり、そこに行きつくまでのレッスンやリハーサルだったり、メンバーと家族のように長い時間を共有して、自分が変わる瞬間・変わらなきゃいけない瞬間、というのもみんなと乗り越えてきました。本当に感謝しかありません」