【1/27！もねっこHBD♡】もふもふな上白石萌音①【映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』】

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―― では、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』について。演じた “よどみ”のような、振り切った悪役は初めてですが、新たな扉が開いた……なんてことはありましたか？
「新たに開いたというよりは、もともと持っていたものをやっと表に出せた感じです。いろいろ工夫してよどみに寄せた部分もあったんですが、よどみがもつ負の感情は根本的にはすべて知っているものだったので、ついにこれを使うときがきた！という気持ちで演じました」
―― よどみと萌音ちゃんは正反対の印象なので意外‼
「私は健やかな役をいただくことが多いので、ニコニコして健気に耐える女性、という印象があるかもしれません。その分、今回はバーッとたまっていたものを出しました。やっぱり同世代の俳優さんがドラマや映画で輝いているとめちゃくちゃ嫉妬します（笑）！ 悔しさと尊敬の気持ちを持って、いつも頭を抱えながら見ていますね。心のよどみがすくすくと育っています」
―― よどみのビジュアルや表情もかなりパンチがありました。
「監督にはとにかく振り切ってほしいと言われたので、邪悪な表情づくりや声の出し方は研究しました。不安もありましたが、衣装、ウィッグ、メイクをこだわり抜いて準備してくださったので、身につけたら「いけるかも！」と大きなパワーをもらいました。違和感なくよどみを受け入れてもらえたらいいなというのに尽きます」
―― たたりめ堂には大人でも欲しいと思うようなお菓子が並んでいます。もし子ども時代に出合っていたらどれを食べたい？
「テスト対策の“ずるずるあげもち”！ 見た目もおいしそうだし、勉強せずにテストの答えがわかるなんていいですよね。大人になったいま目の前に出されても、気の迷いできっと食べちゃいますね」

映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』公開中

出演：天海祐希、上白石萌⾳、大橋和也、
伊原六花 他
配給：東宝

人気児童小説『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』シリーズの実写映画化。新米教師の小太郎（大橋和也）は、赴任した小学校の子どもたちから不思議な駄菓子屋「銭天堂」の噂を聞く。店主・紅子（天海祐希）が選んでくれる駄菓子を食べれば願いがかなうが、食べ方や使い方を間違えると大変なことになるという。やがて銭天堂の駄菓子を買ったらしい人々の様子がおかしくなり、小太郎が密かに想う友人・陽子（伊原六花）も暴走してしまい、小太郎はもう一軒の駄菓子屋「たたりめ堂」の存在に気づく。その店では店主のよどみ（上白石萌⾳）が人々の悪意を集めて作った駄菓子を売っていた。大切な人々を守りたい小太郎は、紅子とともによどみを追うが……。

PROFIEL
1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』に続き、出演映画『35年目のラブレター』は2025年3月7日（金）全国公開。⾳楽活動ではオリジナルアルバム『kibi』を発売、こちらを引っ提げた全国ツアー「上白石萌⾳“yattokosa” Tour 2024―25《kibi》」は過去最大の全10か所11公演の開催です。ハッピー満点でうたう萌⾳ちゃんに会える♡

photography_ ATSUKO KITAURA
styling_ LISA SATO[BE NATURAL]
hair & make-up_ KANAE YAMADA
text_ AKIYO NISHINO

2025年mini1月号より

Editor

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