【ふぉ～ゆ～】越岡裕貴＆松崎祐介主演！ ブロードウェイミュージカル『A Year with Frog and Toad～がまくんとかえるくん』【インタビュー】

――この作品が決まったときの感想は？
越岡「生き物の役をやったことがなかったんで（笑）。うちの相方（松崎）は生き物役をすごくやられてるんで。カエルの役をやるんだって思いながら、あ、でもうちには松崎いるから、なんでも聞けるか～、っていうのが（話が）来たときの率直な感想です（笑）」
松崎「今のパスをシュートに変えると、それこそネズミ役、犬役と数々やってきましてですね、動物のほうが多いんじゃないかくらいの（笑）。だから本当に、動物の気持ちがわかるんですよね」
――（笑）。
越岡「あはは！ やばいじゃん（笑）」
松崎「動物好きなんですよね。相葉くんがやってるような番組にも出たくて。それはちょっと話が逸れましたけど（笑）、生き物の気持ちがわかるから、今回『フロッグ＆トード』が決まったときに、“きた！ カエル役！”と思って」
越岡「コンプリートしていきたいんだね、いろんな動物たちをね」
松崎「かたつむりとか鳥とかキャラクターがいっぱい出てきますけど、今回はカエルということで、ここがカエル（帰る）場所、というかんじです」
越岡「おあとがよろしいようで」

――作品そのものの印象は？
松崎「オムニバスのように繋がっていたりして、読めば読むほど二人の性格が真逆。かえるくんはがまくんがいないとだめだし、がまくんはかえるくんがいないとだめ。いろんな動物たちが出てきますけど、その動物たちの関係性っていうのもありつつ、でも一番はかえるくんとがまくんの関係性が穏やかで、ほっこりする作品だなと思います」
越岡「小学校の教科書に載ってるくらいですもんね？ お子さんが観ても楽しめるけど、こうして大人になった今観たら、このセリフで、この歌で、こういう感情になるんだ……みたいなところは多いかもしれないですね。改めてあたたかさをすごく感じますし、ほっこり泣けたりもして。一方で、ちっちゃい子に観に来てほしいなってあんまり思ったことないですけど、今回ばかりは来てほしいなって思う。ふたりとも姪っ子も甥っ子もいるし。いろんな人に観に来てほしいですね」

――（大人である）ご自身が、特にぐっと来たポイントは？
越岡「ちょこちょこ入る手紙の曲とかいいよね？」
松崎「そうだね～、誰からも手紙をもらったことがないからって、サプライズでかえるくんががまくんに手紙を書くっていうね。忘れかけていた子どもの心っていうのを思い出させてくれる」
越岡「相手を想う気持ちとかね、ほっこりしますよね」
松崎「大人につれて忘れていってしまうものをちゃんと思い出させてくれる作品かなって思います」
越岡「まぁでも、生きてると人の気持ちを考えてあげられない時期とかも来るじゃないですか。今は違うフェーズに入ってきてるけど、もうちょっと尖ってるときなんかはそういうふうに思えないときもやっぱりあったから、これ読むと、ああ、そうだよなって思いますね。相手を想う気持ちとか、それを素直に、何も考えずにできてるかんじとかがすばらしいなって思いますね」
――今はお互いに、素直にできるほうですか？
越岡「うーん、事と場合によりますね（笑）」

――長いつきあいだと思うんですが、かえるくんとがまくんみたいにちょっとしたケンカで口をきかなくなったりしたことはある？
越岡「あるよね？」
松崎「あるある！ ゲームでケンカしますよ」
越岡「でもゲームだったら可愛いか（笑）。ゲームでケンカできる30代もなかなか可愛いか（笑）」
松崎「（堂本）光一くんたちとオンラインでゲームをやったりするんですけど、こっしーがうまいんですよ。で、僕が、こっしーに“これやっといてね”って言われたことをやらないでそのまま場所に行くと、“だから、言ったじゃん！”って（笑）」
越岡「なんでそのまま来たんだよ！って（笑）」
松崎「かえるくんがなんで寝てばっかなんだよ！ がまくん起きてよ！って言うのとなんか似てますよね」
越岡「似てるところがあるかもしれないですね。今でもちっちゃいことでケンカできるっていう（笑）」
松崎「今でもできますよ、ぜんぜん」
――仲直りはするんですよね？
松崎「すぐする」
越岡「わりと早い」
松崎「いやなんですよね、僕はね。次の日にもやもやしているの」
――謝るんですか？
松崎「そうね？」
越岡「お互いほとぼり冷めた頃にね、謝るよね」

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