【佐藤勝利(timelesz)】「小学生のときに変なコントを一作書きました!」主演舞台『ブロードウェイ・バウンド』【インタビュー】
2021年、初のストレートプレイ&単独主演舞台『ブライトン・ビーチ回顧録』に挑んだ佐藤勝利さん。B・B三部作の完結編である『ブロードウェイ・バウンド』で、4年ぶりに成長したユージンを演じます! 舞台への思いをはじめtimeleszでの絆、家族とのエピソードと、たっぷりお話ししてもらいました♡
――今回の作品『ブロードウェイ・バウンド』が決まったときの気持ちを教えてください。
「4年前に舞台『ブライトン・ビーチ回顧録』をやらせてもらったときに、三部作であることの意識はしていました。正直、そのときは初のストレートプレイをやりきることで精一杯ではあったんですけれど、(父親役の)神保悟志さんからも“この作品をライフワークにしたら?”とおっしゃっていただいたりして。いつか“三部作の他の作品も、一緒のチームでやれたらな”と思っていました。そうは言っても実現するのはなかなか難しいし、“できたらいいよね”とはキャストの皆さんともお話ししていたんです。ずっと夢ではあったんですけどそれが叶って、そして今日みたいに取材ができていて、うれしいですね」
――勝利さん自身はいろいろな活動をされていますが、前作に比べて俳優としても成長したなと思う点はどこでしょう?
「『ブライトン・ビーチ回顧録』もそうですけど、『モンスター・コールズ』などもやらせてもらって、一つ一つの作品で得た経験はたくさんありますが、いろいろな劇場のサイズでの舞台を経験させてもらったことは大きいです。『モンスター・コールズ』では山内圭哉さんからもいろんなご指導をもらいました。僕は表現しちゃうというか、やっぱり“一番奥の席まで届けなきゃ!”みたいなことが強かったんです。わりと大きいステージから経験させてもらっているからか、“遠くまで届けなきゃいけない”みたいなことが少しネックになることもあるんだ、という気づきがまずあって。でも、そういうことではなくて“そこにいればいいんだから”、“表現ではなくて、存在をしていなさい”と山内さんに言ってもらって。それは学びというより、肝に銘じるようになりました。自分がレベルアップしたという話ではないんですけど、自分が求めるところにたどり着くために、意識するようになりましたね」
――作品は「家族の絆と夢」というテーマで描かれています。最近絆を感じた出来事はありますか?
「絆……そうですね。僕、8人組になったんですね(笑)。新しい体制になってのライブツアーに出ているんですけど、初日から8人が揃う公演があったわけじゃなくて。仕事の都合でメンバーが出られない日があったなか、福岡で初めて全員揃っての公演をしたときに(橋本)将生が泣いちゃって……。初日では泣いてないというか、すごい感動はしてたけど涙はこぼれてはいないんですよ、8人揃ったときに泣いていて。2月からの新体制でまだ半年くらいだけど、他のみんなも揃ったときの喜びを噛みしめていたり……。これから思い出はもっとたくさんできると思うけど、改めてグループの絆を実感しました」
――そのとき、勝利さんは泣かなかったんですか?
「将生からは“勝利くんが泣きそうだったのを見て泣いたんですよ”って言われたんですけど……(笑)。もちろん感動したけど、涙は見せていないです。“始まったばっかりだけど、なにか繋がっているものがあるんだな”と思いましたね」
――では、現在の夢はありますか?
「夢かぁ……、結構叶ってることが多いから、あんまり今はないかもしれないですね。グループでの目標が夢にはなることもあると思うんですけど、今のグループの状態がある種、夢が叶った最中でもあると思うので、噛みしめているのかもしれません。グループを続けることは簡単なことじゃないし、普通じゃないし、当たり前のことでもないので。それを続けることが、今の僕の中では大きいですね」
――初めて舞台を観るファンの方に、舞台の楽しみ方を教えるとしたら?
「“舞台って敷居が高いんじゃないか?”と、一歩踏み出すのって難しいジャンルだとは思うんですけど、演劇自体は肩肘張って準備するとか、お客さんが準備することは一個もありません。準備するのはこちら側なので(笑)、構えないで純粋に楽しんでもらえたらうれしいです。今回の作品は特にコメディ感もあるから、徐々に客席もほぐれたらいいなと思います。笑って感情を揺らすというか、観ながら自然と心を動かしてもらって、ただただ楽しんでもらえたらなって」
――勝利さん自身は、舞台を観るときはどういう楽しみ方をしていますか?
「僕は基本的にあんまり前情報を入れたくなくて。観ながら“こういうのを伝えたいんだな”とか、“こういう背景があるんだな”とかを自分で考えるタイプです。相関図が複雑な、特に歴史ものとか、そもそも関係性を知っている前提で物語が進む作品以外は前情報は見ないですね。自分で探したいというか、“さっき言ってたことがここに繋がるんだ!”とか、気づきながら観たいんです」
Editor
mini編集部
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