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【佐藤勝利(timelesz)】「小学生のときに変なコントを一作書きました!」主演舞台『ブロードウェイ・バウンド』【インタビュー】

【佐藤勝利(timelesz)】「小学生のときに変なコントを一作書きました!」主演舞台『ブロードウェイ・バウンド』【インタビュー】

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――前作では14歳だったユージンが今回23歳になります。ユージンに変化があったところ、変わっていないなと感じたところを教えてください。
「前作の14歳の役は子供ならではのコメディ感、スピード感やフレッシュさ、動きのコミカルさとかで押し切れた……というか、その生き生きとした様子が舞台上で求められていました。そこから今回はもっと言葉というか、普通の会話なんだけど、スピード感だけでは勝負できない笑いが起きるようにできたらな、と本読みをしていて思いましたね。キャストの皆さんも基本的に一緒のチームで、特に兄役の(入野)自由くんとの掛け合いが多いんです。4年ぶりですけど、なんだかずっと家族で話している雰囲気にすぐ戻れたような感覚もあったし、そこはあんまり心配ないかなと感じましたね」
――ユージンはコメディ作家として“面白いものを書きたい”という気持ちがありますが、勝利さんが共感する部分はありますか?
「書けたらいいなとは思いますね。僕はコントユニット(グラタングミ/佐藤勝利〈プロデューサー〉・蓮見翔〈脚本〉・橋本和明〈演出〉3人のコントユニット)を作って、今は書ける人が周りにいる環境ですけど、ちっちゃい頃からお笑い好きで、小学生のときに変なコントは書いているんです、その一作だけなんですよ(笑)。 書ける人のことをリスペクトしていますし憧れではあります。だからこそ、簡単なことじゃないんですけど“少しは書けるようになったらな”というのはありますね」
――”面白いエンターテインメントを作る”という部分ではどうですか?
「ニール・サイモンは偉人すぎるんですが……(笑)。ユージンは“本当に自分で書けるんだろうか”、“これ面白いのかな”とちょっと臆病なところがまだあって。でもお兄ちゃんであるスタンリーはもっと楽観的で、やっぱりそういう存在って大事だなって思います。僕自身も臆病なとこもあるので、そんな部分は共感しますけどね、背中を押されないとやらない感じとか。周りにスタンリーみたいな人が欲しいです(笑)」
――今回、演出家・小山さんとの印象的なエピソードは?
「前回も言っていたと思いますが、小山さんの演出には“こうしてください”という指示がないに近くて。“これ、どっちですかね?”とか聞くんですけど、“どっちもいいよね”と、ユージンとユージンを演じる僕の心がどう動くかということを大事にしてくださるんです。初めてのストレートプレイの演出が小山さんですごく良かったなっていうのは思います。周りの方からあとから聞いたところによると、演じる側がその場でどう思うかを優先する、というのは海外の演出家さんにわりと多いみたいで。同時に、演じる楽しさも教わったことは印象的でしたね」
――共演者のみなさんとは?
「前回上演時、公演はできていたものの食事とかはまだ控える時期だったこともあって、一度も行っていないんです。ここだけの話なんですけど、自由くんとは“距離を保てるから、自転車ならいいだろ”って言って、ふたりで京都を自転車で回った思い出はあります。道に迷ったらお互いのせいにしあったりして走って、ミュージカルの歌とか一緒に歌いながら(笑)。それは思い出だし、すごく楽しかったです。神保さんとも話しましたけど、今回はご飯も行けるし、打ち上げもできるし、稽古中も顔を見て話せるし。オフの部分でもご一緒できるっていうのは初めてだなって。今回、公演で京都は行かないですけど、みんなで自転車に乗るかもしれません(笑)」
――前回は戦前の話で、今回はそこから9年。戦後にして家族やユージンの変化をどう思いますか?
「僕にとって戦争は想像することしかできないですけど、2部作目にあたる『ビロクシー・ブルース』は映画も舞台も見ています。ニール・サイモンがどうやってその時代を生き抜いてきたのかは学んでいるつもりです。自分も友人も戦地に行って、戻ってきて戦争は終わってるわけですけど、必死で生きなきゃいけないということには変わりはないと思います」

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